クロスオーバー! 黄昏が包む世界で・・・・

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黄昏が包む世界で・・・・

我さんが書き下ろしてくださった、メイ×キサナの短編です。
もうひとつのフレクロをお楽しみください。


******






ガサガサと、ビニールの音が穏やかな風に揺れていた。

「メイ、今日もいっぱい買いましたね。」

「ま、キサナが結構食べるからな。おかげで、ヤリクリが大変なんだぞ?」

私の前を駆け回っていたキサナが、ピタリと止まり、

「もぉ!・・・メイのご飯が美味しいのがいけないんですよぉ!」

、バリエーションに乏しい私の料理を、あんなに頬張って食べるのは、キサナくらいだ。

全くもう・・・・・・ま、悪い気はしないが。

「そうかそうか。キサナにも少しくらい、教えてやろうか?」

「いいですよぉ~。ピーチさんに教えてもらう約束しましたからぁ~」

!? なっ

「い、いいいつのまにそんな!!!!!ダメだ。ダメダメ。保護者としてそんなことは許さな」

「冗談ですよぉ・・・もぅ」

甘えるように、キサナが腕を組んできた。

「そ・・・そっか・・・なら良かった。・・・ていうか、ちょっと気味が悪いな・・・・・・」

「誰が気味悪いんですか誰がぁ~」

あぁ、なにか柔らかいものがぁ・・・・・・・い、いかんいかん。私には桃園さんが!

「・・・・・・・・メイ?」

一変、沈んだ声でキサナがつぶやく。

「・・・ん?」

「メイは・・・・・・早く、すべてのダークルンを回収したい・・・ですよね?」

「、そりゃ・・・みんなを守りたいから・・・・・・キサナ?」

きゅっと、強く握られた腕に感じ取るのは・・・使命と・・・いつの間にか出来上がった私との想いとの狭間で、いたたまれなくなっている、彼女の感情だったように思えた。


「ですよねぇ~!さっ、早く帰ってご飯にしましょ?」





黄昏る世界の中、夕日に抱かれたその笑顔を、







私は絶対に忘れないだろう。












帰宅し、代わり映えのしない料理が机に並ぶ。




「わっぁ~!!いただきまぁす!」


キサナがスプーンでチャーハンをすくい、頬張る。


「んむぅ・・・おいひぃ~☆」

「こら、口に食べ物入れて喋るなよ。」

「だってぇ・・・おいひぃんですもぉん♪」

はぁ・・・たくもぉ


「ほらほら、ほっぺに米粒ついてるって。」

ちょいちょいとひとさし指で粒を取り、口に含んだ。

・・・うん、美味しい。

「ぇへへ・・・ありがとうございます♪」

なんだか、妹が出来たみたいで・・・ほんと毎日楽しい。






お風呂が沸いた。





今宵もダークルンが出現したら、また出るかもしれないが、それで汗かいたらシャワーで済ませればいい。

やっぱり日本人は、ザブンとお湯をこぼして入るのが、らしい入り方だと思う。

「ふぃ~あーぎもぢぃ~」

かぁっと、肌が赤くなる。これくらい熱いほうが、私は好きだ。

「んにゃぁ~」

故にか、キサナは一緒に入りたがらない。

ふん、別にあれの裸なんて、興味もないけ


ガラァ・・・

!?

「メェイ・・・お背中、流しましょうか?」

「ぉ・・・おおおおおう、頼む。」


キサナが、髪を結っている姿は、新鮮だな。


日本人形みたいに細く、白い肌が、否応なく私の鼓動を早める。


失敗した。


キサナをナラカ姉の姿にしたのは、失敗だ。


理性を保つ自信がない。


ぎこちなく背中をキサナに許し、石鹸で泡立ったタオルが、背中にかかる。


「メイの背中・・・綺麗ですね・・・」

「そ、そそそうか?ま、まぁ・・・これでも一応気を使ってはいるからな。」

背中に気を使うって・・・わたしなに言ってんだ

「・・・でも」

流してもらい、ピカピカになった背中にあたたかな感覚が襲う。

「き・・・キサナ?」

キサナが、抱きついているのが伝わってくる。

泣いているのか、声が震えていた。

「この身体を・・・私は傷つけるようなことを・・・強要しているんですね・・・」

・・・・・・・・・・・ふふっ

「キサナ。・・・私は選んだんだ、みんなを守りたいって。気に病むことはない・・・それに、私は、キサナに会えて、本当に嬉しいんだ」

「っ・・・メイ!!」

風呂場でよかったな。




流した涙も、紛れるし











「今夜は・・・どうやら現れないみたいですね・・・」

「、なに?安心してんの?」

「ち、違いますよぉ!・・・もぉ!」

パジャマ姿になったキサナが、ぷんすかと腕を組む。

可愛い奴だなオイ。

「・・・なんなら、今日は一緒に寝るか?」

掛け布団からシーツを覗かせて、ニヤニヤといたずらっぽく笑ってやった。

もちろん本気じゃない。からかってもっと困らせてやろうとしただけ

「じゃぁ・・・・・・失礼します。」

だったのにぃーーーーーー!!


ふわりと、石鹸のいい香りが・・・んはぁ・・・


「おやすみなさい、メイ」

「お、おうおう。おやすみぃ~」


・・・・・・こうして、背中を眺めてみると、本当に小さな身体をしているな。

薄い肩


ちょこっと覗く首筋・・・


くそ・・・なにか期待してしまう自分が腹立たしい。


キサナは純粋に・・・私のこと・・・


やましい思いは消えろ!もぉ~!


「めぇい」

くるりとこちらに向き直ったキサナが、にっこりと笑う。

それにともなって、すこしくるくると巻かれた髪の毛の乱れ具合が、少女の美しさを増していた。

「さ、さっさと寝ろよ。明日も早いんだからさ」

「、ごめんなさぁい」

あぁもうなんだんだよその「さぁい」はぁ・・・!!

舌足らずに甘えられたら、どきどきし

「ちょっと失礼しまぁす」



ちゅっ☆



お・・・・・・・








おいおいおいおい・・・・・・・・・








おいおいおいおいおい







おデコに与えられた熱い口づけ。





「唇は、ピーチさんの為にとっておきましょうね。・・・でも、今は」


きゅーーーーーっと、身体を密着させ、


「メイは・・・私のものでぇす♪」














このあと、長い長い夜になったことは言うまでもない。



















まぁ、私だけだがな。


















おしまい。






******


我さんのブログでは、オリキュア小説『プリキュア!School High!!』が連載中です。
フレクロとのコラボ企画も少しずつ進行中ですので、ぜひ一度読んでみてくださいね。






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テーマ : プリキュア
ジャンル : アニメ・コミック

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